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6/12新発売のラムネチューハイ(アルコール度数9%)「キリン・ザ・ストロング ハードラムネ(期間限定)」(特許出願中!)飲んでみた

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 こんにちは。ゆきかわです。

 

みなさんはラムネ好きですか?僕は好きです。

ラムネを見て、飲んで、懐かしさを感じるのはきっと僕だけじゃないと思います。

夏が来た!とも感じますね。

そんなことと関係してか、仕事帰りにスーパーをうろうろしていたら、いつもは見慣れないチューハイがお酒コーナーにありました。

 

「キリン・ザ・ストロング ハードラムネ」

 

ラムネ好きの僕としては、もうこれは買うしかない!と思い、さっそく買ってしまいました。

そして特許出願中の「ハードエキス」の秘密についても調べてみました。

 

そもそもラムネの定義って?

と思ったので、まずはラムネについて簡単に調べてみました。

全国清涼飲料協同組合連合会によると、

ラムネとは、びんの口にビー玉で栓(せん)をした炭酸飲料のこと

全国清涼飲料協同組合連合会

 

トンボ飲料によると、

名称の由来は、ラムネは英語の「レモネード」ですが、サイダーはフランス語のリンゴ酒という意味の「シードル」が英語読みになったものと考えられています

現在は「ビー玉ビン入りの炭酸飲料」がラムネ、そうでないのがサイダーという定義

ラムネとは|トンボ飲料

 

goo国語辞書(デジタル大辞泉(小学館)を搭載)によると、

炭酸水にレモン香料と砂糖で風味をつけた日本独特の清涼飲料。ガラス玉の入った特殊な瓶に詰め、ガラス玉がガス圧により持ち上げられて密栓をする。

ラムネの意味 - goo国語辞書

 

つまり、ラムネっていうのは、定義からすると、少なくとも以下の①~③からなるようですね。

①びんに入っていて、

②そのびんの口はビー玉で栓をされている、

③炭酸飲料

 

よって、今日買ってきたヤツは、ラムネ風のアルコール飲料であって、ラムネではない。

キリンのホームページをよく見てみると、

夏にぴったりな「ラムネ」フレーバー

「キリン・ザ・ストロング ハードラムネ(期間限定)」発売|2018年|ニュースリリース|キリン

 

と、書いてありました。ラムネとは書かれていない。あくまでも、ラムネ「フレーバー」。

あのラムネ独特の容器に入れてほしかったなー、と思う一方、子どもが間違って飲んだらよくないよな、とも思うので、仕方ないですよね。

きっと規制なり暗黙の了解なりコンプライアンスなりなにかしら大人の事情があるんでしょう。

 

「キリン・ザ・ストロング」シリーズ

 

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「キリン・ザ・ストロング」シリーズ新発売|2018年|ニュースリリース|キリン

 

「キリン・ザ・ストロング」シリーズ、最近見かけますよね。発売日は2018年4月10日だそう。結構最近なんですね。

僕はハードコーラとハードレモンは何度か飲みました。

 

このシリーズ、

1. ハードな炭酸感

2. ハードな味わい

3. ハードなアルコール感

という、「トリプルハード製法」なるもので実現した、ハードな刺激と飲みごたえが特長とのこと。

 

1. ハードな炭酸感

ハードドライとハードコーラは、キリンチューハイ最強レベルだそう。炭酸好きにはたまらないですね。

 

2. ハードな味わい

グッとくる「うまみ」をもたらす、新開発“ハードエキス”(特許出願中)を使用

との説明がホームページには記載されています。

 

この「ハードエキス」、いったい何なのか。

気になったのでホームページ内を懸命に探索したのですが、その答えを見つけることはできませんでした。

 

どうしても気になったので、キリンビールお客様相談室に電話して聞いてみました。

 

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www.kirin.co.jp

 

他のチューハイとキリン・ザ・ストロングの違いを教えてください!

「氷結」などの一般的なチューハイは、ウォッカと果汁が使われています。

それに対して、「キリン・ザ・ストロング」は、果汁からくる甘さも抑えたいので、「ハードエキス」を使っています。

 

その「ハードエキス」ってなんですか?

シトラス(柑橘系の果実)から果実の香りを閉じ込めながら抽出したエキスのことを「ハードエキス」と呼んでいます。製品の原材料欄に「シトラスエキス」と記載していますが、これこそが「ハードエキス」です。

 

ホームページには、この「ハードエキス」が、「グッとくる『うまみ』をもたらす」と書かれていますが、グルタミン酸などの旨味が入っているんですか?

そちらについては、お答えできません

 

僕の想像ですが、栄養成分一覧を見ると、グルタミン酸等の旨味は表示されていないので、入っていないか、入っていたとしてもごく微量なのでしょうね。

www.kirin.co.jp

 

どうやらこれ以上聞いても「シトラスエキス」の正体については教えてもらえないかんじがしたので、最後にひとつだけ聞いてみました。

 

出願中の特許がすでに公開されているのであれば、公開番号を教えてくれませんか?自分で読んでみます!

そちらについても、お答えできません。これはあくまでも想像なのですが、公開番号が表示されていないので、おそらくまだ公開されていないのではないかと思います。

 

上記の回答からすると、お客様相談室の方も情報を持っていないようでした。

が、念のため、特許庁の特許検索エンジン「J-PlatPat」で検索してみました。

無料検索エンジンJ-PlatPatで特許を簡易キーワード検索する方法を解説 - 人生を拡大する

 

対象:国内の特許公報、公開公報等

出願人:「キリン」を含む

出願日:2010年1月1日~2018年6月13日

 

ヒット数は665件。

 

まずは「発明の名称」を確認。

続いて、気になった特許公開公報は中身を確認してみました。

 

しかし残念ながら、香りを閉じ込めながら果実から「エキスを抽出する製造方法」、「抽出したエキス」の公報はありませんでした。

 

アルコール飲料の果汁に関する公報はあったのですが、いずれも審査請求されておらず、急いで特許を取得する気はないもよう。

 

以上のことから、やはりお客様相談室の方の言う通り、まだ公開すらされていないのでしょう。

 

これについては、なにか情報を見つけたら追記しようと思います。

 

3. ハードなアルコール感

クリアウォッカを使用。アルコール9%!

最近、高アルコールのチューハイが流行ってますね。

市場は、2010年と比べて2017年では2.5倍になっているとこのこと。

体感としてはもっともっと増えたような気がします。

 

2011年にニューヨークに旅行に行ったときにアルコール度数10%弱のチューハイが売ってあるのを見て、

「やっぱこっちの人ってアルコール強いんだな~」

と思ったくらいなので、そもそも、2010年頃に、日本に高アルコールのチューハイが本当に売られていたのか疑わしくすらありますね。

 

 「キリン・ザ・ストロング ハードラムネ」とは

ラムネについても、キリン・ザ・ストロングシリーズについてもわかったところで、いよいよシリーズ最新作、「ハードラムネ」を知るときがやってきました。

キリンのホームページによると、

1.商品名   「キリン・ザ・ストロング ハードラムネ(期間限定)」

2.発売日・発売地域  2018年6月12日(火)・全国

3.容量/容器  350ml缶、500ml缶

4.価格  オープン価格

5.アルコール分  9%

 

www.kirin.co.jp

 

なんと、発売日は昨日(2018年6月12日)なんですね!なんかちょっと得した気分。

 

商品名は、「キリン・ザ・ストロング ハードラムネ」ではなくて、「キリン・ザ・ストロング ハードラムネ(期間限定)」なんですね。

「(期間限定)」までが商品名です。

 

値段は、僕が行ったスーパーでは、500ml缶が165円(税込)、350ml缶が119円(税込)。

おいしくなかったらどうしよう...と思いつつ、デザインから連想されるさわやかさにつられて500ml缶を購入しました。最近蒸し暑いからね。

 

「キリン・ザ・ストロング ハードラムネ」の外観

まずは外観をチェック。

 

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さわやかなデザインだなーと思って買いましたが、改めて見てみると、カッコいい。

 

キリン・ザ・ストロングシリーズはどれもカッコいいんですけど(特にハードレモン)、これはこれでカッコいい。

 

デザインのカッコよさはやっぱりサントリーでしょ!とずっと思っていましたが、

キリンも負けてないですね。

 

というより、キリンの絵がカッコいいのかもしれませんが。チートキャラですね。

ハードレモンがカッコいいのも、キリンの絵が黄色だからかも。

  

「キリン・ザ・ストロング ハードラムネ」飲んでみた

まずはグラスにそそいでみました。

 

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色は、透明ですね。ラムネと一緒です。ラムネと一緒なんですが、なんかちがう。

ラムネの定義を調べてしまったせいかもしれませんが、なんかちがう。

 

なんかちがうと思いつつ、飲んでみました。

まず感じたのは、「ラムネと同じ味だ!」です。

目隠しされてなんの説明もなしに飲まされて同じ感想が出てくるかはさておき、まさに僕がイメージしてたラムネの味でした。キリンすごい。

 

ですが、ラムネの味(だけ)だったのは飲んだ瞬間まで。

その後ガツンとアルコールに由来する刺激が襲ってきました。しっかりした飲みごたえですね。

さすが、「ハードなアルコール感」を売りにしているだけはありますね。

 

残念なことに、「ハードな炭酸感(当社比)」についてはイマイチでした。

炭酸はもっと強くてもよかったかな。

 

 

結論として、「ラムネ」ではありませんでしたが(容器が違うからね)、アルコール飲料として飲むぶんには、満足しました。

また見かけたら買おうかなぁというレベルですね。

 

 

ラムネに対応する英語はない!?

 余談ですが、記事のURLを設定しようと「ラムネ」の英訳を英辞郎 on the WEBで検索したところ、残念ながら飲料のラムネはヒットしませんでした。

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英語学習・TOEIC対策・英辞郎 on the WEB | アルク

 

Wikipediaでは一応、Ramuneとしてヒットしました。

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 Ramune - Wikipedia

 

DMM英会話によると、

どちらもアメリカにはないものなので「ラムネ」をそのまま入れて、
あとはソーダ(soda)とキャンディ(candy)をつけて伝えるのが一番かなと思います。
そのあとで、どんなものかを説明してあげるといいですね。

 

Ramuneでは通じないのかもしれませんね。意外な事実でした。

 

まとめ

  • ラムネとは、びんに入っていて、そのびんの口はビー玉で栓をされている、炭酸飲料のこと。
  • 「キリン・ザ・ストロング」シリーズには、「ハードエキス」が使われている。
  • 「ハードエキス」=原材料に記載の「シトラスエキス」
  • 「ハードエキス」は特許出願中だが、情報が公開されておらず詳細は不明。
  • 「キリン・ザ・ストロング ハードラムネ(期間限定)」が6/12に新発売
  • アルコールはガツンとくる。なかなかの飲みごたえ。
  • ただし炭酸のハードさは少し足りてない(と感じた)。

 

最後まで読んでくださってありがとうございました!